ダイエットには、置き換えダイエットや炭水化物抜きダイエット、食事制限ダイエットなど様々な種類がありますよね。
あなたは、ダイエットのデメリットを理解していますか?デメリットを理解していなければ、健康になるどころか体に悪影響を及ぼすことになるかもしれないのです。
食事制限だけで痩せるダイエットには、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
ダイエットは食事制限だけで痩せるのはNG?その理由とは

ハードな食事制限のデメリット4つ
過剰に食事制限をしてしまうと、身体に様々な不調が出てきます。
その1 リバウンドしやすくなる
食事制限ダイエットには、我慢がつきものです。食べることは、生きるうえで大事な楽しみの1つですよね。食べる楽しみを我慢すればストレスの原因となり、無理をしすぎた結果リバウンドに繋がるケースがあります。体重が減ったとしても、一時的なもの。食事の量を戻せば、体重も元通りになるのです。
また、過剰に食事量を減らすと必要なエネルギーが摂れなくなります。そうすると、人間の脳は飢餓状態だと思い込むのです。飢餓状態に陥ると、体内へエネルギーを溜めようと働きます。栄養が少なくなっても体が動けるようにですね。これが、食事の量を普段の状態に戻したときにリバウンドしやすくなる仕組みです。
その2 ホルモンバランスに悪影響が出る
お話した通り、過剰な食事制限は脳に影響を及ぼします。悪影響は、ホルモン分泌にまで伝わるのです。ホルモン分泌を担っている司令塔部分の混乱を招き、女性ホルモンの分泌が少なくなってしまいます。
その3 筋肉量が少なくなる
筋肉は、合成と分解を日常的に繰り返しています。なぜなら、タンパク質でできているからですね。食事制限によってタンパク質の摂取量が減少すれば、アミノ酸も減少します。アミノ酸は筋肉の保持に欠かせない成分なので、筋肉量の低下に繋がるのです。
その4 摂食障害に繋がることもある
「痩せなきゃ!」と必死になって考えると、食べたら太ってしまう・・と言う思考になっていきます。そうなると、食べることを恐れてしまい「拒食症」に繋がる可能性があるのです。
これとは逆に、食事制限を過剰におこなった結果ストレスにより食欲を抑えられなくなるパターンもあります。これは「過食症」と呼ばれる状態です。まさか、自分がそうなるわけがないと思い込むのは危険ですよ。
食事制限だけに頼らないようにしよう

運動を習慣づけるのがおすすめ
ダイエットでの運動って言えば、ハードな筋トレを想像する人もいるのではないでしょうか?しかし、運動にはストレッチやヨガなどたくさんの種類がありますので自分に合った運動方法がきっと見つかることと思います。
運動したあとに水分を摂ることに対して、むくみや体重増加を心配する人もいますよね。しかし、ダイエットで運動を取り入れるのなら適度な水分補給は欠かせません。水分補給を怠ると、脱水症状になるかもしれないのです。
でも、水分補給として高カロリーのスポーツドリンクを選ぶのはあまりおすすめしません。たとえば、ポカリスエットの場合500mlに対して125kcalあります。「スポーツドリンクというぐらいだからカロリーは低い」とのイメージとは異なりますので注意が必要です。
休むときはしっかり休もう
運動もまた、過剰にするのは良くありません。体の疲労回復が追いつかなくなり、代謝が下がって痩せにくくなるのです。筋肉痛になったら、体を休めてください。睡眠時間や入浴時間もきちんと確保してくださいね。どんなことでも、過剰にやりすぎることが危険なのです。
食事制限をするなら必要な栄養は摂ること
ダイエットで食事制限をするさいのポイントは、タンパク質を摂取して糖質を制限すること。タンパク質は筋肉のもとになると、お話しました。しかし、タンパク質は筋肉だけではなく体作りに大切な栄養素でもあります。
そのため、質の良いタンパク質をしっかり補いましょう。当たり前ですが、ダイエットだからと言ってむやみやたらに全ての栄養を減らすわけではないわけですね。
タンパク質と同様に、ビタミン・ミネラル類も必要な栄養素です。忘れずに摂取してくださいね。
食事制限だけのダイエットは控えよう
せっかく気合いを入れてダイエットに取り組んでも、やり方が間違っていたらもったいないと思いませんか?もったいないだけで済めばいいかもしれませんが、身体を壊してしまうことに繋がるのです。
そう考えると、過剰な食事制限は控えて適度に運動を取り入れるダイエットが体のためにもおすすめです。無理をせずに取り組みましょう。