あなたは、美容のためにスキンケアを頑張ったり美容の情報を取り入れたりしているのに、睡眠をおろそかにしていませんか?
ついスマートフォンを開いてしまい、LINEやゲームをしたい気持ちも分かりますが、それでは本末転倒。なぜなら、美容は質の高い睡眠から作られると言っても過言ではないからです。
今回は美容と睡眠の関係を掘り下げました。睡眠の大切さも、美容のためだと思ってこの記事で学んでみませんか。
美容と睡眠の関係とは?

睡眠中には成長ホルモンと睡眠ホルモンが分泌されますが、これらには肌を整える効果が期待できます。
成長ホルモンには肌の水分保持量を増やしたり皮膚のターンオーバーを促進したりする役割があります。睡眠ホルモンは、質の良い睡眠を促して成長ホルモンの分泌を促進したり活性酸素を取り除いたりします。
質の良い睡眠をとることには、肌のきめを整えることや肌荒れの改善をする効果が期待できるのです。
睡眠不足は肌のターンオーバーに影響する
成長ホルモンの分泌が睡眠不足により減少すると、肌のターンオーバーが遅れる原因になります。ターンオーバーが遅れるとメラニン色素が肌に留まり続けるので、肌触りの悪化やくすみ、シミなどに注意が必要です。
また、ハリのある肌を作る成分は、肌の奥にある皮膚繊維芽細胞で作られます。
皮膚繊維芽細胞の働きは、成長ホルモンの分泌量が減ると弱まります。皮膚繊維芽細胞が健康なときのように機能しなくなると、肌のハリに必要な成分が少なくなるのです。その結果、肌から潤いが減ってしまい肌触りの悪化に繋がります。
睡眠で肌の調子を整えるポイントとは

実際にどんなことをすれば睡眠の質が高まるのでしょうか?肌の調子を整えるポイントは、ホルモンの分泌を促すことと日光に当たることです。詳しく見ていきましょう。
ホルモンの分泌を促す
睡眠ホルモンのメラトニンが睡眠の質を決めていると言われているので、メラトニンをきちんと分泌することが大事。神経伝達物質のセロトニンがメラトニンの原材料です。幸せホルモンとして広く知られているセロトニンが増加すると、笑顔が増えるので結果として若く見られる効果が期待できます。
つまり日常的にセロトニンを増加させることを意識して、夜に分泌するメラトニンを減少させないよう心がけることが大切です。
セロトニンを増加させる方法を紹介します。
- 1.太陽光を浴びること
- 2.タンパク質、ビタミンB6、糖質などを摂ること
- 3.よく噛んでものを食べること
- 4.リズム感のある運動をすること。一定のリズムで筋肉を動かすことが大切なので、ウォーキングも可。
合わせて、メラトニンを減少させない方法を紹介します。
- 1.睡眠3時間前には、激しい運動を終了させる。
- 2.胃が消化活動をしていると、頭の意思に反して身体が寝てくれなくなる。そのため睡眠の2時間から3時間前に、食事をできるだけ終わらせる。
- 3.睡眠前のニコチンやカフェイン摂取はできるだけしない。
日光に当たる
朝目覚めたときに、10分程度日光に当たるのがおすすめです。私たちの身体は日の光が目に入ると、その後16時間後に眠気が来るようになっています。起きてすぐ日光に当たることで、自然と眠れるようになるわけです。
日光に当たることが大切なのは、朝だけではありません。たとえば、ウォーキングを行いながら日光に当たることでセロトニンが分泌されます。毎日ウォーキングを意識するのは難しくても、出勤するときに日光に当たりながら、少し長めに歩くのも効果的。
日ごろからちょっと運動するのを意識して、美肌を目指しましょう。
美容のためにしっかり睡眠しよう
美容と睡眠の関係を紹介しました。ホルモンによって、美容と睡眠は深い繋がりがあることが分かったと思います。
綺麗になりたいならきちんと眠って、身体を回復させることが大切なのです。「夜はベッドに入って、いつまでも眠らずスマートフォンを見ている」なんて人も多いはず。今一度、生活習慣を見直してみませんか。