「なんとなく身体に良さそうだから、サプリメントを飲んでいる」という人も多いですよね。
サプリメントは正しく使わないと、栄養をしっかり吸収できない可能性があります。
基本的な使用方法を覚えて、より効果的にサプリメントを活用しましょう。
目次
サプリメントの正しい使い方
サプリメントを飲んだとき、一緒にお茶やコーヒーを摂取してしまうとサプリメントの吸収を妨げる原因になります。
サプリメントを飲むときは、水か白湯で飲むのがおすすめです。
また、サプリメントは飲むタイミングが記載されていないため、食前に飲むか、食後に飲むか悩みますよね。
基本的にサプリメントの摂取タイミングは、食中や食後に飲むのがおすすめです。
食事と一緒にサプリメントを摂取することで、サプリメントの吸収率を上げられます。
サプリメントを使う際の注意点

サプリメントは薬と異なるため、病気や不調を治すことはできません。
普段食事で補えきれない栄養素を補うツールであることを忘れずに使用しましょう。
持病がある人、アレルギーがある人は医師に相談

薬を飲んでいたり、アレルギーがある方はサプリメントと薬の飲みあわせによって、薬の効果が半減したり、思わぬ副作用に見舞われたりするケースがあります。
例えば、血液をサラサラにする効果がある薬と、ビタミンKのサプリメントを同時に摂取すると、薬の効果を減退させる可能性があります。
また、「天然由来」「自然派」と書かれているサプリメントは、アレルギー反応の原因となることもあり、健康被害も報告されているようです。
持病を持っている人や、アレルギーを持っている人は、サプリメントを使用する前に医師に相談すると安心です。
複数摂取は健康被害がでる可能性も

先ほど薬の飲み合わせで触れたように、サプリメント同士の飲み合わせによっては、思わぬ副作用に見舞われる可能性があります。
また、同時に複数のサプリメントを摂取し、健康被害が起きたとき、原因を特定するのに時間がかかります。
その結果、治療にかかる時間が長引く可能性もあるので注意してください。
過剰摂取は死亡率を高める危険性がある

「いい栄養素をたくさん摂取すると、身体によさそう」
と考える人もいますが、サプリメントの過剰摂取は死亡率を高める危険性があります。
例えば、喫煙習慣のある人がβカロテンを過剰摂取すると、肺がんの罹患率を高めます。
また、アンチエイジングに最適なビタミンEは、過剰摂取すると出血性脳卒中の発症率が高くなるようです。
健康被害だけでなく、命を落とす危険性があるので、サプリメントの過剰摂取はしないようにしましょう。
効果を実感できないときは
「サプリメントを飲んでいるのに、効果が実感できない」
という時は、サプリメントの摂取をやめましょう。
サプリメントを摂取していると、肝臓に負担がかかります。
肝機能の低下や、薬物性肝障害を起こす可能性があるため、効果のないサプリメントを飲み続けることはおすすめできません。
サプリメントと上手に付き合うためには

サプリメントは、健康を補助する食品であることを忘れてはいけません。
サプリメントを飲めば食事がいらない、栄養がとれる、健康になれるというのは間違った認識です。
しっかり3食食事を取り、それでも足りない分の栄養素を補う目的に使用しましょう。
巷には「サプリメントを飲んだだけでダイエットができる」と謳う広告がありますよね。
しかし、サプリメントには薬のように劇的な効果がありません。
ダイエットは適切な食事制限と運動が大切です。
サプリメントは、食事を制限したために発生する足りない栄養素を補ったり、運動時の補助を目的に使いましょう。