ヒアルロン酸注入は、美容整形のなかでもダウンタイムが少なく、人気のある施術です。
10分で施術が完了する「プチ整形」の位置づけで、涙袋を強調したり、しわを改善したりすることができます。
どんな美容整形にも、おそろしいデメリットが隠されています。
ヒアルロン酸注入は手軽に受けられる分、デメリットが軽視されがちです。
そこで今回は、ヒアルロン酸注入のデメリットをご紹介します。
目次
ヒアルロン酸注入のデメリット

ヒアルロン酸注入のデメリットとしてよくあげられるのが、継続期間です。
施術を受け始めてはじめて最初のころは持続期間が短く、3か月ほどでヒアルロン酸が体内に吸収されます。
継続して施術を受けると持続期間が長くなっていきますが、それでも効果は最長1年間です。
繰り返しヒアルロン酸を注入する場合、ほかの施術を検討した方が金銭面の負担が少ない場合があります。
継続するためには費用がかかる

ヒアルロン酸注入は、状態を継続させるために3か月に1回、繰り返し施術を受けなければいけません。
例えば1回の施術に4万円かかるとすると、4万円×3か月で年間12万円の費用がかかります。
ヒアルロン酸注入時は痛みがある

美容整形には痛みがつきものです。
ヒアルロン酸注入の場合は施術箇所に注射を打つので、注射針が刺さるときの痛みと、薬剤を注入するときの痛みがあります。
皮膚麻酔なども利用できますが、施術後数時間は痛みが継続するケースもあります。
ヒアルロン酸注入のしすぎで凹凸が目立つことも

ヒアルロン酸注入は、部位によって注入量を変える必要があります。
注入量は希望により個人差も大きいですが、量の調節ミスで凹凸が目立ってしまうケースも見受けられます。
その典型として有名なのが、涙袋へのヒアルロン酸注入です。
涙袋にヒアルロン酸を注入しすぎた場合は、涙袋が下がりかえって老けて見える原因になります。
感染症をひきおこす可能性もある

ヒアルロン酸注入後適切な処置が行われないと、注入箇所から細菌がはいりこみ、感染症をひきおこす場合があります。
また、ヒアルロン酸を薄めるために混ぜ物をしていると感染症が起こりやすいです。
通常ヒアルロン酸を薄めることはありませんが、海外の安いクリニックで施術を行うと、このような事例が発生する可能性もあります。
壊死がおこる可能性がある

ヒアルロン酸注入には「適応」があります。
幅広い部位をカバーできる施術ですが、鼻はこの限りではありません。
一般に鼻先は血管や汗腺が集まっているので、注入に慎重になる必要があります。
無理にヒアルロン酸を注入すると、鼻先が壊死しくぼんでしまう可能性が潜んでいます。
ヒアルロン酸を注入する前にデメリットの確認を
ヒアルロン酸注入を検討している方は、施術を決める前にデメリットを確認することが大切です。
また別の施術に適応があり、トータルしてみると費用・身体への負担はヒアルロン酸の方が大きくなってしまうというケースもあります。
施術を行う際は、しっかりと下調べやカウンセリングをしてから決断をしてください。